・雑談のなかで、ありもしないビジネスについて、
考えたことがあります。
「勉強を教えない家庭教師」というものです。
頻度はわからないのですが、
子どものいる家に、先生がやってくるんです。
学校の授業の成績をあげるという目的はない。
もちろん受験をうまくやるための勉強ではない。
「ただ、くる」んです。
ある日は、先生が、学生時代にアフリカに行って、
なにやらの手伝いをしたときの話を聞きました。
また別の日には、先生のお父さんとの「親子の戦い」や、
その後の「仲なおり」のことを聞きました。
ある週は、先生の都合がわるいということで、
先生の友だちという人がきて、映画を観に行きました。
この人は、映画がほんとうに好きなのだそうです。
どうして、「勉強を教えない家庭教師」がいるか?
親じゃない大人と、いろんなことを話すためです。
いや、話すばかりじゃなくてもいいかもしれない。
いっしょに、なにかを習うでもいいし、
相談に乗ってもらうでもいい。
「ベンチャー企業ごっこ」でも、「壁のぼり」教室でも、
「3日間遭難して生きていく方法」でもいい。
まちがって「受験勉強」が始まっても、許してやろう。
生きていることがおもしろそうな人、と、
親しくなるというのが、テーマなのかもしれません。
もちろん、お金はとる。
先生になるには、けっこう資格がいるんだという噂だ。
2011年の東日本大震災で、大きな被害を受けた人が、
先生になっているケースが、いちばん多いとか聞いた。
先生たちと、生徒たちがたくさん集まって、
夏には大きな合宿が開かれます。
漁師さんの船に乗って、遠くへ行っちゃった生徒もいる。
大工さんといっしょに家を建ててるグループもある。
‥‥いや、どれも、実際にはない妄想の話なんだけど、
そういうことが仕事になったらいいなぁと、思いました。
大人ってもののおもしろさを、伝えるような仕事。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
読んでほしいページが、けっこういっぱいになってました。